CONTENTS
・北海道に多い雨漏りの原因。
・雨漏りの原因TOP10
・雨漏りを放置するとどうなるの?
・雨漏りの原因特定は専門知識がないと難しい!?
・自分でできる応急処置の紹介
・雨漏りは早期発見が重要!
・原因によってかかる金額が変わります。
・火災保険で雨漏り修理はできる?
●北海道に多い雨漏りの原因
雪国の雨漏りの原因で多いのが、「すが漏り」と言われる屋根の積雪による水漏れと無落雪タイプの屋根についた「スノーダクト」からの水漏れの2つです。
すが漏りによる水漏れ
屋根に積もった雪が、太陽の熱で溶けて水になり、屋根材の隙間から入り、室内に侵入してくる被害のことを「すが漏り」と言います。長期間、屋根の雪を放置したことで起こります。雪国ならではですね!
すが漏りによる水漏れは、異常のない屋根でも起こることがあります。元来の雨漏りとはまた原因が異なるので、
①適度に雪かきをする。
②つららを作らないようにする。
などの対策で防げることがあります。
雪害として火災保険の対象になっている被害ではありますが、住宅の構造に問題がなく雪かきなどで防げたと判断された場合、保険適用外になるもあるようです。
スノーダクトからの水漏れ
冬場のスノーダクトの凍結や、ゴミなどの詰まり、スノーダクト本体の破損が原因で、雪解け水や雨水が流れなくなり、溜まった水が屋内に侵入し、室内の断熱材や壁や天井が浸水してしまうことがあります。浸水により断熱効果が薄れてしまったり、カビが生えてしまうこともあります。
ゴミや枯れ葉が原因で排水が上手く出来なり水漏れ被害に遭うことがあります。その場合も、火災保険が適用される可能性があります。保険会社に問い合わせしてみることをおすすめします。
またスノーダクトが積雪の重みで破損したことでの水漏れの被害は、雪害として火災保険が適用になります!
●雨漏りの原因は一つではない。
単純に雨漏りといっても、原因はたくさんあります。
天井の一部から水が染み出てきたからと言って、その箇所に原因があるとは限らないのが雨漏りです。
雨漏りの原因色々
・経年劣化による屋根の傷みが、雨水の侵入口になるケース
・屋根材の割れ、欠け、ズレにより、屋根下地から天井裏に水が染み込むケース。
・経年劣化で窓のサッシ、軒天のコーキングが痩せて雨水が侵入してしまうケース。
・ベランダ床(ウレタン・FRP・シート)の経年劣化で水が染み込むようになり、室内に影響するケース。
・ベランダの排水口の詰まり、または枯葉やゴミで排水溝が詰まり、水が流れなくなり、壁などに染みこんでしまうケース。
・外壁がモルタル製の場合、外壁のひび割れが原因で雨漏りになるケースがあります。目視で5㎜以上のひび割れが確認できる場合は、それが原因かもしれません。
・天窓のコーキングの劣化が原因で雨漏りになるケース。
●雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りを放置すると、原因によっては雨漏りする箇所が増え、被害が広がることがあります。
また、雨漏りで壁内や天井裏に湿気が蓄積されることであっという間にカビが発生し、喘息やアレルギーをお持ちの方は特に、症状の悪化につながることがあります。押し入れの雨漏りの場合は、ダニが繁殖しやすくなることも。
住宅の傷みだけでなく、健康被害に繋がる場合もあります。
早期発見することで、被害も費用も最小限に抑えられますので、雨漏りを確認したら、なるべく早くご相談ください。
・雨漏りの原因特定は専門知識がないと難しい!?
雨漏りの原因は多肢にわたる為、専門知識なしにして何となく直せるようなものではありません。水が染み出た壁は、そこに溜まりやすかっただけであって、染み出ているところが原因ではない場合が殆ど。
窓のサッシから水が漏れているなどわかりやすい場合は、原因の特定は可能かもしれませんが、天井裏に何らかの原因で水が入り、天井から雨漏りするなどの場合、どこの隙間から水が浸入して来たのか、調査する必要があります。
雨漏りの原因が命綱なしで登ると危険な場所、危険な範囲だった場合、自分で修理するのは難しいですよね。
雨漏りの原因特定、修理は業者に任せるのが良いでしょう。
・自分でできる応急処置の紹介
■雨漏りの応急措置に使えるアイテム■
・バケツ
「天井から水がポタポタ落ちてきた!」そんな時は、とりあえず、バケツです‼
・雑巾、古布
バケツの中に雑巾や古布を入れることで、バケツ内に水滴が落ちた際の跳ね返りを防ぐことができます。
窓やサッシからの雨漏りを吸い取るのにも便利。
・ゴミ袋
天井からの雨漏りが発生した際に、雨漏り箇所の周りを覆うように中心を弛ませてガムテープで貼り、中心に穴を開けて、その下にバケツを置き、バケツの中に雨水を落とすようにすることができます。よく駅などで見かけますね。
バケツの下に敷くことで、雨水の飛び散りを防ぐこともできます。
・布ガムテープ
ベランダのひび割れや隙間に布ガムテープを貼ることで、雨水の侵入を防ぐことができます。
・ブルーシート
バケツの下に敷いたり、屋根裏(入ることが可能な場合)に敷くことで雨水の侵入防止に!
屋根にシートを被せて応急処置を行うこともできます。
サイズの小さな物であれば100均でも手に入ります!
・強力防水テープ
どこから漏れているのか明らかな場合に活躍します!
屋根や外壁、窓やサッシなど、雨漏りの応急処置に使えます。
・雨漏りは早期発見が重要!
雨漏りを放置すると...
・住宅が傷み、住宅の寿命を縮める。
・健康被害が発生、持病の悪化に繋がる場合がある。
・被害が拡大し、修理箇所が増え、修理費が高額になる場合がある。
・火災保険が適用されるはずだった自然災害が原因の雨漏り被害も、適用期限が切れて保険金が支払われなくなる。(被害が確認されてから3年以内)
上記のことから、
雨漏りは早期発見、早期修理を行うことで、被害の拡大、修理費用を抑えることができますので、雨漏りが発生した場合は、雨漏りの原因を突き止められる専門知識のある業者、修理経験豊富な職人のいる業者に修理を依頼することをおすすめします。
・原因によってかかる金額が変わります。
雨漏りの原因は、
・屋根の破損や劣化
・外壁のひび割れ
・窓のサッシの劣化
...など様々な原因が考えられます。
雨漏りの修理費用の相場は、原因や範囲によって修理にかかる料金がかなり変わってきます。簡単な補修工事であれば10万円前後で修理できますが、家全体のリフォームや屋根の葺き替えが必要な場合は高額になる場合もあります。
天井や屋根など部分的な修理であれば5万円~が相場ですが、実際に雨漏りをしている部分を調査し、原因を特定してみないとわかりません。
モストホームでは、雨漏り検診アドバイザーの資格を持つスタッフが現場調査を行い、原因を特定し、修理にかかる費用の見積りを出させていただいております。
・火災保険で雨漏り修理はできる?
残念ながら、経年劣化による屋根の劣化、外壁のひび割れなどが原因の雨漏りには火災保険は適用されませんが、自然災害(雪害・風害・落雷など)で起きた屋根の破損や外壁の破損などで雨漏りが発生するようになった場合は、火災保険の対象になる可能性があります。申請期間が3年以内なので期間が過ぎてしまった場合は、経年劣化と見なされて申請できない場合があるので、自然災害が原因と思われる雨漏りは早めに保険会社に連絡し、火災保険の対象になるかどうか確認することをおすすめします。
応急処置は自分で出来ても、雨漏りの原因の特定や修理は専門知識がないと難しいということがわかりますね。
放置すると、カビが繁殖して健康被害の原因になったり、建物の内部が傷んでしまったり、壁紙や天井がボロボロになってしまったり、長期的な被害の拡大につながる恐れもあります。
雨が降る度にどこからか雨漏りがするなどの被害がある場合は、雨漏り修理の実績が豊富な業者に依頼することをおすすめします。
モストホームでは、雨漏り検診アドバイザーの資格を持つスタッフが雨漏りの調査をし、熟練の職人が修理を行いますので、札幌にお住まいで雨漏りの修理をお考えの方は、ぜひ、モストホームにご相談ください。