汗をかきにくい人
こんにちは!モストホームスタッフの井上です
北海道の季節が前倒しされている感じがするのは気のせい?
今年は雪解けも桜も、夏が来るのも早い気がします。
夏が長く続くのか、それとも秋が早く来るのか。
本州は梅雨明けの話を聞かないまま、猛暑になってますね。
梅雨の中休みでしょうか❓
どちらにしても、今年の夏は暑そうです💦
さて、今回は『汗をかきにくい人』についてお送りいたします。
気温が高い季節になると汗で体はベタベタするし、衣服が濡れて気持ち悪いし、お化粧やヘアスタイルは崩れるし、汗のニオイも気になりますよね。
汗をかきやすい人は、汗をかきにくい人が羨ましいなぁと思うかも知れませんが、
実は、汗をかきにくい人にもデメリットがあります。
汗をかきにくい体質
近年、汗をかきにくい体質の人が増えているそうです。
元々、汗をかきにくい体質だったという人よりも、現代社会は後天的な要因で汗がかきにくくなっている人の方が多いと思われます。
●エアコンの普及で室内は常に冷えていて、体温調節機能が衰えた
●昼夜逆転生活や睡眠時間の減少で自律神経が乱れている
●運動不足で新陳代謝が悪い
●利尿作用のある飲み物ばかり飲んだり、喉が渇かず飲み忘れ、水分が足りていない
●加齢による汗腺機能の低下
...など。
汗をかきにくいと何か弊害があるの❓
汗をかきにくい人は、体が暑さや熱に弱いです。
近年では、重症の熱中症で救急搬送される人が非常に増えました。
大人だけでなく、子供もかなり多いです。
よく集団で熱中症にかかり、搬送されたというニュースを見ますよね
3歳までの間に汗腺の数が決まるという話があります。
現代の子供は、生まれた時から、すでに夏に冷房がある室内で過ごすのが当たり前の生活になっており、水分を摂ることにも積極的でなく、外遊びをする子供も減っています。
そういった減殺の生活環境の変化が、体温調整機能が上手く出来ず、汗をかきにくい体質を作っていいるのではないかと思います。
汗をかきにくい体質の弊害としては、
□熱中症になりやすい。
汗として熱を放出することが出来ず、体内に熱をため込んでしまう為、熱中症にかかりやすいです。
汗をかきにくい体質と自覚のある方は、汗をかきやすい人よりも念入りに熱中症対策は行なった方が良いです。
また、加齢により汗腺機能が低下し、汗をかきにくくなっていることに気付いていない場合もあるので注意が必要です。
□取り込んだ熱を体外へ放出できない。
汗をかかないことで体温の調整が出来ず、熱を体内に溜め込んでしまう為、それが頭痛や嘔吐、疲労感などの体調不良として体に出ます。また、感染症などで高熱を出した際も、汗をかけないことで症状が重症化する危険性もあります。
□平熱が35度台など低体温になりやすい。
代謝が悪く、体温を上昇させる機能が弱い為、平熱が低くなります。低体温は「アレルギー疾患」「免疫力の低下」「集中力の低下」などを引き起こします。
□太りやすい
汗をかかないことで体温の調整が出来ず、代謝が悪くなる為、脂肪をため込みやすくなります。
□ベタベタ汗をかきやすい
水分のないベタベタの汗をかきやすくなります。
汗の材料は「血液」で、血液の中の血しょうが汗の成分になります。血しょうの成分の9割は水分なので、汗をかきにくいと、ニオイの元となる雑菌が水分として流れずに留まってしまい、ニオイの元になります。
□病気が隠れているケースも
汗をかかない人、汗を大量にかく人という両極端な人の中に、甲状腺機能の低下が原因の人もいるので、急に汗をかかなくなった、逆に急に大量にかくようになったという方は、医療機関で検査してみてはいかがでしょうか。
汗をかきにくい体質の原因と対策
後天的に汗をかきにくくなった場合、以下の原因が考えられます。
・運動不足
・冷房の使用で快適すぎる環境
・水分を摂らない
・新陳代謝が悪くなっている
・自律神経機能の低下
・緊張とストレス
・体温調節機能の衰え
・病気
などがあげられます。
対策としては、
●水分を小まめに摂る
コーヒーや紅茶、緑茶などのお茶は利尿作用があり、水分補給としてはオススメできません。スポーツ飲料も糖分が多く入っているので、飲み過ぎると健康を害します。日常的な水分補給にはやはり水が一番で、ノンカフェインのお茶(麦茶やルイボスティー)も良いです。
●冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎない。
熱がこもりやすい体質だからと、極端に冷たいものを食べたり飲んだりすることは逆効果。
熱中症対策として、体を冷やすことは良いですが、常に冷たいものばかり摂取し、体を冷えさせるのはNGです。
日頃から胃を温めるように意識すると良いそうですよ。
●運動をする
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動で体を動かすことで代謝をアップさせます。続けることで、汗をかけるようになります。
●睡眠時間をしっかり確保する
自律神経を整え、体内の機能を平常に保ちます。
睡眠不足は血流が悪くなるので、睡眠時間はしっかり確保するのが良いです。
●入浴する
シャワーで済ませがちですが、しっかり入浴することで発汗を促します。温めのお湯にゆっくり浸かり、汗を出す練習をするのが良いですね。サウナなども良いですが、汗をかきにくい人は熱が体内にこもりやすいので、血圧が上昇し体調不良や熱中症になることがあります。サウナを始める場合は、岩盤浴やミストサウナなど、温度が低めのサウナから始めるのが良いかもしれません。
●体を暑さに慣れさせる
熱がこもりやすいから、熱中症になるからと、冷房がきいた部屋からなるべく出ないようにしたり、冷たい物を飲食することで体を冷やしてばかりでは体質改善にはなりません。少しずつ体を暑さに慣れさせるのも大切です。暑い時間帯を避けて散歩したり、冷房の温度設定を上げたり、辛い物を食べたり、「あえて、汗をかくような行動をとる」という意識で動くと発汗を促すことになります。
汗をかきにくい人の熱中症対策
汗をかきにくい体質の人は、熱中症にかかりやすいので、熱対策をしっかり意識して夏を過ごすことが大切です。
熱中症対策としては、
●小まめに水分と塩分を補給する、持ち歩く
やはり、水分を摂ることが一番大事です。水、麦茶などを小まめに摂り、
熱中症危険信号、脱水症状がある場合は、経口補水液が体に素早く吸収するので良いです。経口補水液のゼリーも販売されているので、経口補水液が飲みにくい人は、ゼリーを試してみるのも良いかもしれません。ドラッグストアや調剤薬局などで購入できます。コンビニでは取り扱っていないので注意です。(病院内のコンビニ、薬局併設のコンビニでは購入できるところもあります。)
最近では、熱中症対策を意識した飴や飲み物も多く販売していますよね。
※経口補水液は、予防として飲むのではなく、熱中症危険信号で脱水症状がある場合のみに飲用し、普段の水分補給で飲用するようなものではないのでご注意ください。
●毎朝、味噌汁を飲む。
味噌汁には塩分とミネラル、水分、具材によってはアミノ酸も補給できます。さすが、日本のソウルドリンク!夏は、冷や汁や冷たい味噌汁だと飲みやすいですね。朝に飲んでおくと、熱中症予防になります。
●通気性の良い衣類を着用する
黒や紺色の服は、太陽の熱を吸収しやすいので、暑い日は白やベージュなど明るい色の服を着ると良いです。
生地は、リネン、コットンが涼しくて良い素材ですが、最近では遮熱素材のTシャツなどもよく見かけますね。汗をかきにくい体質の人は、素材から意識して洋服選びをしてみましょう。
●すぐに冷やせるように保冷グッズ、濡れタオルなどを持ち歩く。(体を冷やす箇所は首回り、わきの下、足の付け根)
水を入れて振るだけで瞬時に冷たくなる緊急用保冷パックなども売っていますよね!常に持ち歩いておくと、熱中症かも...という時に素早く対処できます。緊急時に持っていない時は、コンビニで氷を買って容器のまま充てて体を冷やすこともできますね。
●日傘、帽子必須
最近では、遮熱機能のある帽子や傘が売っています。
傘をさすだけで体感温度が涼しくなる遮熱・UVカット機能のあるものもあります!雨天兼用であれば、急な雨でも安心です。
いかがだったでしょうか?
最近の夏は気温が高すぎる傾向にありますよね
ちらほら熱中症のニュースも出て来ています。
汗をかけるようになることが一番の熱中症対策になるので、汗をかきにくい人はぜひ、体質改善を行ってみてくださいね。
しっかり対策を行って、程よく汗をかけるようになって、楽しい夏の思い出をたくさん作りましょう!
モストホームでは、住宅の小さな困り事から、外壁・屋根の塗装、リフォーム&リノベーション、店舗や事務所の内装など、幅広く施工を行っています。
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