黄砂とかPM2.5とか
こんにちは❕モストホームスタッフ井上です
子供達の春休みも終盤。
入学、進級で新生活がスタートしますね🌸
学生の皆さんは新しい制服、新しい学校、クラス替えや新しい教科書、新しい友達にドキドキワクワクしてソワソワしてくる頃ではないでしょうか❓
4月って心も忙しい❕
やっと冬が終わったと思ったら、今度は砂埃に混ざって黄砂やPM2.5、花粉が飛散したりで雪解け時期は体調を崩しやすくなる問題が❕
今回は、『黄砂やPM2.5について』お送りします❕
少しでも防いで、つらい症状をなくしたいですよね💦
黄砂とPM2.5の違い
■黄砂とは
中国大陸のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などの乾燥した地域で発生した強風によって巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊したり降下する現象のことをいいます。
粒子の大きさは4μm。赤血球より小さいらしいですよ
日本での黄砂は大体2月頃から飛来し始め、大体3月~5月にピークを迎えます。ピーク時は空が黄褐色に煙ることもあり、車のボンネットや洗濯物に付着して汚れてしまうこともよくありますよね。
黄砂の飛来量は、発生域の風の状態や地表面の状態によって大きく左右されます。
2024年の北海道の黄砂量はどうなるのでしょうか⁉
■PM2.5とは
イオンやすす、粉じんといったものの集合体の総称。
主に人為起源(工場、焼却炉、自動車、航空機など)による粉塵、ばい煙、イオン酸化物などと、自然起源(火山、土壌、海洋)のものがあり、粒子の大きさが2.5μm以下の大きさの微小粒子状物質で大気汚染の一つです。
年間を通して飛来しますが、春の時期は3~5月は濃度が濃くなることが多いと言われています。
どちらも花粉よりも粒子が小さく、人体に悪影響を及ぼす物質ですが、PM2.5の方が黄砂よりも更に粒子が小さくて体内に侵入しやすく、重度の疾患を引き起こすというところが違いでしょうか。大体、春にアレルギー反応を起こしたり、病気を引き起こすところは共通していますね。
■空気中に飛ぶ飛来物の大きさ(大きい順)
花粉(ハンノキ・シラカバ) | 約25~26μm |
黄砂 | 約4μm |
ウィルス飛沫(くしゃみや咳) | 約2μm |
PM2.5 | 2.5μm以下 |
ウィルス | 約0.1μm |
※髪の毛1本は約70μm
体に与える影響
黄砂アレルギー
黄砂の大きさは約4μmで花粉よりも小さく、体内に侵入しやすいです。黄砂自体にはアレルギーを引き起こす物質はないと言われていますが、黄砂に混ざった大気汚染物質(細菌やカビなど)で「黄砂アレルギー」を起こす人も多くいます
花粉症の症状と似ているので、花粉症だと思っていたら、実は黄砂アレルギーだったということもあるかも知れません💦
PM2.5は普通のマスクでは防げない。
PM2.5は黄砂よりも更に小さく、普通の不織布マスクでは防ぎきれないので、容易く体内に侵入し、肺の裏にまで付着し、体内に多く取り込んでしまうと、ひどい場合は肺がんや心筋梗塞などに発展することもあります。
黄砂、PM2.5は花粉と合体する!?
黄砂と花粉が飛散するピークが3月~5月頃。PM2.5は季節に関係なく飛散していますが、黄砂や花粉と同時期に量が増える傾向にあります。
そのため、黄砂とPM2.5と花粉が同時期に飛散することで、それぞれが合体し、体内に入った時に免疫が強力に働き、より強いアレルギー反応が出たり、体内に取り込みやすくなり、気管支炎など強い咳の症状が出たり、アレルギー症状が悪化する恐れがあります。
黄砂、PM2.5どちらも、高齢者や子供、花粉症の方、持病のある方が影響を受けやすい傾向にあります。
黄砂とPM2.5の主な症状
黄砂 | 目の痒み、充血・鼻水やくしゃみ・咳・呼吸困難・喉の痛み、イガイガ、痒み・皮膚疾患 |
PM2.5 | 黄砂と同様の症状に加え、肺がん・肺炎・気管支炎・喘息などの重度の呼吸器系疾患、心筋梗塞・心不全などの循環器系疾患、蕁麻疹や皮膚炎などの皮膚疾患など |
体に入れないようにするには
●黄砂・PM2.5の飛来情報を確認する
スマホの気象アプリなどを利用して濃度の情報を把握しておくと良いです。特に4~5月は、時間帯まで把握しておいた方が良いですね。
●濃度の濃い時間帯の屋外の運動は控える
天気が良い日でも黄砂・PM2.5の濃度が濃い日、時間帯にジョギングや屋外で息が上がるほどの運動をすることで、通常よりも多く体内に取り込んでしまいます。
子供は特に影響しやすいので、外で遊んで走り回ったりすることで、多く取り入れてしまうことも。気管支炎にかかったり、喘息が悪化してしまったりすることもあるので、気を付けたいところですね。
健康のための運動が逆に体調を崩してしまう結果になりかねないので、気を付けましょう❕
●帰宅したらまず、シャワーを浴びる
濃度の濃い日は、体の表面にも黄砂やPM2.5が付着しています。帰宅したらなるべく着替えてシャワーを浴びることで、室内に侵入した黄砂、PM2.5を最小限に抑えることができます。
●濃度の濃い日は洗濯物を外に干さない
どうしても外に干したい場合は、静電気発生防止対策(スプレーや柔軟剤など)をして干すことで、衣類に黄砂やPM2.5が付着することを防ぎます。洗濯物の量が多く、対策が追い付かない場合は、なるべく部屋干しにすることをオススメします。
●PM2.5対策用マスクをする
普通の不織布マスクでは、黄砂もPM2.5も粒子が小さすぎてマスクの繊維から体内に通してしまうので気休め程度になってしまいます。PM2.5対策用に作られた防塵マスクを使用することで、PM2.5が体内に侵入することを防ぎます。ただし、デザインが、ガスマスクの様だったり、普通のマスクとは形状が異なるので、人によっては装着に抵抗が出ることも。
見た目なんかより、どうしても体内に入れたくない❕という方にオススメです。
●濃度の濃い日は外出や窓の開閉をなるべく控える。
濃度の濃い日に外出を控えても、窓を長時間開けっ放しにしていたりすると室内に侵入してしまいます。
室内温度の調整や空気の入れ替えのつもりが、PM2.5を体内に取り入れてしまい、重度の気管支炎になってしまったなどの事例もあります。濃度の濃い時間帯を把握し、少ない時間帯に換気をすることを意識すると良いですね。
●空気清浄機を利用する
最近では、PM2.5に特化した空気清浄機も多く販売しています。
PM2.5センサー付きのモデルや、スマホと連動してPM2.5の濃度が確認できるものまで、色々ありますよー。空気清浄機を利用して、室内をクリーンに保つことができれば、気持ち的にも安心できますね。
いかがだったでしょうか❓
今回は『黄砂とPM2.5について』お送りしました。
ようやく長い冬を越えて気候の良い季節になって来たのに、花粉と黄砂とPM2.5がトリプルで影響するとなると、手放しに春の訪れを喜べなくなりますよね
天気予報よりも黄砂&PM2.5予報をチェックするのが当たり前の世の中になってる気がします💦
体に悪影響があるものほど目に見えない⁉
(こわーい)
自分や家族が元気に過ごせるよう、出来る対策はしっかり行っていきたいですね✨
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